首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

天の型

以前、組手について書いたことであるが、玄制流は一歩下がって受ける。大学空手部は一歩前に出て受ける。

競技空手は一歩下がって相手との間を作って攻撃に転じるが、元々の首里手としては前に出て相手の攻撃を躱して背後を取るか、或いは合気道のように相手の体を崩すのが正ではないかと思っている。

何年か前、再販された船越義珍著の空手道教範を購入した。そこに付録として天の型(約束組手)が紹介されている。天の型はあまり意識していなかったのだけれど先日、ふと思いついて見てみた。

そこでは、受け手は一歩下がって受けることになっていた。さすが競技空手の“走り”。松濤館でも受け手は一歩下がるように教えていたようである。今更ながら改めて“へぇ~”って感じですね。