首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

欠伝型―チンシュウ(チンス)(4)

 チンスと言う型の名前は、たしか10年以上前に、チントウ・チンテ・チンスは元々3つセットの型との説をネット記事(個人ブログ)で見かけ、さらにネット検索したら、チントウ、チンテと縦並びで“チンス”と記載され、“欠伝(または失伝)”と書かれているのを空手の型一覧の記事(表)で見たことがある。だから散々探して“Sakugawa Family”の“Chinsu Kata”という名称の動画に行き着いたのである(※)。

 最近気付いたのだけど、当時見た説の記事と空手の型一覧の記事は見つからない。新○氏の無○会のブログでもある時期からチンスの存在を否定しており(以前は肯定していた)、ちょっと気になったので調べてみた(Copilotで)。

 

・Chinsu(チンス)は、珍手とは異なる古い手(ティー)として実在していた。

・YoutubeのSakugawa FamilyのChinsu Kataは、その実演型。

・口伝による伝承の中で体系化されず、後継者が継承しなかったため失伝した。

・後世の研究者は「珍手の誤称」と整理したため、名称も動作も完全に歴史から消えた。

 

とのこと(総てAIによる推測です(事実ではない可能性もあります))。

 

 ちなみに10年前の空手型一覧の記事が抹消されたのは、「チンスは珍手の誤称」という誤った整理が広まり、正式な型名ではないと判断されて削除されたのではないか、との推測でした。

 

欠伝型-チンシュウ(チンス)/Lost Kata - Chinsu - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

 

合氣道(2)

 何度か通いました(現時点4回)。3ヵ月毎の申込みなので途中申込みの今回は6月末までで、都合によりあと1回。7月以降もしばらく続けようかなぁ、カルチャーセンターとは言え高過ぎだよなぁ、ただ場所と時間が自分には抜群に良いのだよなぁ、と悩みつつ。これまでの状況は以下の通り。

 心身統一の四大原則というのがあって(ネット検索すればすぐ出てくると思います)、それは“一切力まず、下丹田に意識を集中せよ”と単に言っているだけの印象なので特に違和感はない。

 もう一つ、合氣道の五原則というのがあって(同上)、これは相手に合わせよ、と言っている印象。B型気質で仲良し(※)が苦手な小生には恐らく今後難しくなってくるだろう。

 これまで教えて頂いたのは主に一人技とOneness Rhythm体操、等。これらは一切力まず、下丹田に意識を集中し、安定した状態を維持したまま動けるようにすることを目的とした稽古だろうと思っている。また、これらの動作がそのまま合氣道の投げ技(と称して良いのかまだわかりませんが)になるということも実演して見せて頂いている。まだ触りだけなのでちょっと今はまだやめられないだろう・・、って感じ。

 あと一つ。姿勢について頻繁に“ちょっと後傾している”と注意されている。立ち姿勢・座位姿勢にはそれなりに自信があったので「んな、馬鹿な」とは思ったが、ちょっと胸なり背中なりを極軽く押されるとバランスを崩してグラつく。現役の頃からは考え難いことで、長年一人でやっているので(他人に見て貰うことがなかったので)、いつの間にか居着いて(または浮き身になって)いるのに気付いていなかった模様。それに気付かせて貰っただけでも有り難い。そういや、誰ツヨのナイハンチセミナーでも立ち姿勢の重心位置をかなり前方に直されたんですが・・・直ってない・・・(※)。

 

 後日の稽古の際、指導員の方から、首(頭)が前に出ている&上体が後傾していると注意された。

 それが気になって自主トレ時に意識してみたらどうも、所謂スマホ首のような・・。それで気を抜くと首が前に出て、それによって重心位置がずれるからバランスを取るために上体が後傾するようである。意識して首をまっすぐ伸ばす(上げる)ようにすると上体も戻ってくる。

 当面、稽古中は氣を抜かないようにすることと、普段から姿勢に気を付けてスマホ首を治そうとは思うモノの、老眼だし、PCでの仕事中は・・・。

 

仲良し/A friend - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

  ナイハンチセミナーに行ってきました - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

合氣道

 また、雑談です・・。

 先日、近所に体験稽古を募集している合気道道場を見つけたので行ってみた。空手の型の解釈を考えていて「これって昔の柔術の動作じゃね?」と思うことも多々あり、1600年頃に琉球王国の士族の間で柔術が流行ったということと(@沖縄一千年史)、現代の柔術は格闘技化しているのでその頃のものとは違うのだろうなと思っていること(筆者の主観です)から、以前から柔術から進化した合気道に興味を持っていたため。

 やってみたところ、やはりかなり参考になる部分があると思う。例えば相手の攻撃の躱し。細かくは異なるが、大筋では大学空手部の躱しと同じ(※1)。他にも相手の上段攻撃を受けてそのまま振り返りつつの投げ動作等は観空の上段受けからの手刀打ち、振り返っての下段動作そのままじゃん(※2)、と思った(細かくは違うけど)。ただ、基本の歩法が異なる。首里手は歩を進める時には内側に湾曲させて動かすが、合気道は外側に回すそうです。コンパスのイメージで。内側に湾曲して動かす歩法が当たり前になっているので「あぁ、そうじゃなくて」と注意されてしまった。

 とても良い経験になったしこのまま入会するかなぁとも思うが、以下の理由から非常に悩ましく思っているところ。

 

・誰ツヨDoJoyの体験稽古で痛めた右手首を再発。もう大丈夫と思っていたものの、捻挫は駄目ですね・・。

・先生は小生が空手経験者と言うことで、かなり突っ込んだ技を解説付で見せて下さった。組手では全く抵抗できず(当然であるが)、“こりゃ、闘ったら勝ち目ないな”と思った次第。通常はもっと単純な技の練習しかやらないそうであるが、そこの教室は2クラスあって、1クラス目がその単純な技のみやる年配者・女性向けのクラス、2クラス目は人数が増えたために開設したクラスだそうである。その2クラス目の生徒さんはまだ小学生1名。組手の相手が居ない。合気道技は恐らく組手をやらないと全く身につかないだろうと実感したが、組手をやるとするとその単純技のクラスしかない。別に小手返しや二箇条を練習したい訳ではないのだが・・。 

・初期投資が高い。道着・プロテクター等。道着は、審査を受けたり試合に出るなら指定のものを、とのこと。別に今更段級には拘らないけど、やるなら目安として取りたいですよね。

・貰ったチラシには“フルコンタクト合気道”って・・・。試合もやるそうで、合気道で試合って意外。また、そこではクラス内で空手も教えているそうである。小生は別に今更他の空手をやりたいとは思わない。空手型の解釈を考える上で、純粋に合気道技に興味があるだけで。ちなみにそこの先生は極真空手の経験もあるそうで・・・。

 

等々。

 う~ん、と思いつつ探したらもっと近所に合気道教室を見つけたので(空手風に言えば、フルコンタクトではなく“伝統”合気道らしい)、今度そっちへも行ってみようかと思っている次第。

 

 で、行ってみた。昨日の今日で。

 体験稽古はとても興味深く、試合とか格闘技とかの雰囲気が全く無く、準備運動として合気道の受身動作(座位から後に転がってまた起き上がる等)をやった後、極基本の動作であるが、相手の突きを躱して受け流して体位を崩す(躱し動作の応用)等、参考になることが多かった。先生と一緒に指導してくれる方々もとても好感度を持てる人たちであった。さらにはたまたま体験の人が他に2名(ご夫婦)居られ、そのご主人が有段者。指導員(女性)が1名付いてくれたので女性同士・男性同士での初心者の組手練習ができたというのは大きい。筆者は、やるならこっちだな、と思った。が、高い。カルチャーセンター内の教室だからのようだけど、事前に調べた範囲では金額が書いてなく、行った先で貰ったチラシを見て驚いた。筆者の感覚に合わず、とても無理・・(子供達はもうそんな年齢ではないが、子供達になら(望むなら)投資するけど自己投資はしない、のレベル)。

 同じ先生でカルチャーセンター外の教室もあるようなので、最期にそっちに行ってみようかな、と思った次第。ちょっと遠いけど・・。月謝がカルチャーセンター並なら、合気道は筆者には縁がなかったと思って諦める。なにせ玄制流は創始者祝嶺正献先生の直弟子のS.I先生からは「空手はそういうものじゃないから」と言って月謝千円(ご自宅開放しての道場(リビング)の光熱費として)でご教授戴いていたし、大学空手部は学生の部活の部費レベルだったし(当然ですが)。多分、感覚の基準が皆さんとはずれていると思う。

 

 取り敢えず、6月末までカルチャーセンターの教室に申し込みました。ざっくり、月1.2万円!!! 3ヵ月毎の申込みらしく4-6月の教室。途中入会なので残り回数分で割掛け会費だったので。あと、カルチャーセンター外は別の先生らしく、”AIの言うことは全く当てにならんな”と思いつつ、兎に角近いから・・。7月からどうしようかな、って感じ。やってみた上で、とても興味があるんですよねぇ。

 

※1)躱し:躱し/Avoiding - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

※2)観空:古伝の型―観空・公相君(大) (2)/Traditional Kata - Kanku / Kushanku(Dai) (2) - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

 

雑談―ランニング

 雑談が続きますが・・。

 過去に書いたことがあると思うけど、トレーニングは最初、近所の緑地公園でのランニングから始めて、何周回っても大丈夫な程度まで体力を戻してから空手の練習に切り替えた。

 先日、名古屋に帰ったときに思うところがあって何年振りかで走った。毎週末には2~3時間の型練習を続けているので全く問題ないだろうと思いつつ。とんでもない。気管に違和感があって息が続かない。辛うじて止まらずに歩いて息が整ったらまた走っての繰り返しで何とか公園内を一週。カミサンに言ったら「持久力は筋力じゃないからねぇ」と。そうだとしたら、走れる体力を維持しようと思うとランニングを継続しなければならぬ。

翌日も走った。朝からちょっと違和感(喉の渇き、強烈な眠気等)があり“何だ?”と思いつつ念入りに準備運動をして、500mくらい走ったところで異変が起きた。右足ふくらはぎ下部に“ピキ”っと、とんでもない強烈な激痛が走り、吊りかけたにしては痛みが数倍!!吊ったのかと思ってふくらはぎを伸ばそうとアキレス腱伸ばしの動作をしたら、むしろ痛い。吊った訳では無いのでそのまま走ろうとしたら即吊りそうな感じで無理。ビッコを引いて引き返し、軽く型練習だけでもしようと思ってサンチン、ナイハンチ(初~三)、周氏の根、抜塞をやって、観空をやりかけたところで強烈な痛みが・・。再度ふくらはぎを伸ばそうとしたがやはりむしろ痛い。やむなく切り上げ、帰ってからCopilotで確認したら「肉離れの可能性が高い」とのこと。

前回、お金を出してジムに通うことに否定的なコメントをしましたが、空手の型練習だけでは万能ではないことを認識しました。目的に応じた適切な運動が必要なようです。ちなみに肉離れって水分不足と体調が良くない(前日の疲れ)ときに寒い環境で強い負荷を掛けるととても起こしやすいそうです。小生の場合、数年前に左足首を酷い捻挫で痛め未だに違和感があるので常に庇うような動作となっており、それが右側への過負荷に繋がった可能性も有り。ご注意を。準備運動で伸ばしていなかったらアキレス腱を切っていたのかも・・。

雑談-50肩

 一昨年の盆休み辺りから右肩が痛い。発症時には、ナイハンチ最初の右背手でも“うっ!”と痛むほどだった。最近は少しマシ。単身赴任先のベッドが合わず、右向きで寝たときにでも痛めたのかな、と思っていたが右向きにならないようにしていてもあまり効果はない・・。50肩か・・。

 筆者は趣味でピアノ(月光の第三楽章)を弾くが、若い頃はクラシックギターにかなり嵌まっていた時期がある。就職してからはかなり無茶な働き方をしていたので弾くことも無かったが、仕事では報われることなく定年退職。このままやることが無くなるのも虚しいので一昨年夏頃からクラシックギターの練習を再開した(そういえば、右肩に痛みが出たのと同じような時期)。アルハンブラ、グランホタ、アストリアス、グランソロ、魔笛、サンスのスペイン組曲・・等。それで気付いたのだけど、右手の親指周り、左手の薬指周り等、手指に痺れがある。20年くらい前にかなり酷い症状が出て、整形外科に行ったら首の異常が指摘されたことがある。直せますか、と問うと整形外科医は「直せません」と言うのが常套句。あんな医者、存在価値はあるのだろうか・・。そのまま放置していたのでそれが未だ残っていたようである(慣れたのか、日常生活ではほぼ気にならないレベル)。

 加齢に伴い少しずつ体を動かせなくなっていく。型の練習、楽器の練習、動かせなくならないように兎に角、動かさなきゃ、って感じです。

雑談-大学空手部懇親会

 先日、大学空手部の同期からお声掛けがあり、懇親会に参加してきた。昼前スタートで、結果、3次会まで8時間の飲み会・・。“おぃおぃ”って感じで体調に気を付けてビールをちびちび程度でお付き合い・・。

 上は8学年上、下は現役学生まで総勢20人ちょっと。同期とは話したいことも山ほどあれど、大学空手部とは30年以上お付き合いがなく、先輩・後輩の皆さんとは喋るネタ無し。筆者には少々辛い場でした。『来るべきじゃ無かったなぁ』と思いつつ・・。

 話を聞いていると多くのOB・OGは、何かしらの運動(ランニング・ジム通い等)を続けているものの、空手を続けている人はあまりいないようでした。筆者も自主トレを始めたのは確か45歳くらいからだから(仕事で相当無茶な働き方をしていたので)、20年以上のブランクがあり人のことは言えませんが、多くの人にとって学生時代の空手部活動は只の部活に過ぎなかったってことか・・、空手部の集まりなのに空手の話をすることも殆ど無く(ゼロではありませんでしたけど)。

 お金を出してジムに通うくらいなら、公園での空手の一人稽古でも間違いなく体育として有効だし、面白いけどなぁ、と思いつつ・・。学生時代、将来有望と思っていた人も「もうやっていない」とのことで、残念・・。

古伝の型-抜塞(4)

 抜塞については過去3回記載したようなので(4)ということで。

 

 船越義珍の抜塞で、最初の踏み込み動作、筆者はナイハンチ同様に左足で一歩前に出てから右足を大きく踏み込む動作としている。最近はこの部分は琉球王国時代、薩摩の武士を想定し、遠くの間合いから大きく踏み込んで、左手で柄を押さえて刀を抜かせず、右手は攻撃、後ろに振り返る動作は相手の刀の柄を掴んで刀を奪い取る動作かな、と思って練習している。一度、誰かに木刀か竹刀か杖をベルトか帯に刺した状態で立って貰って抜くのが早いかこちらが柄を押さえるのが早いか試して見たいものである。今野敏さんの確か「武士猿」で本部朝基がチンピラ侍から刀を奪い取る描写があって、その印象で・・。その後の動作も相手の刀を持ったまま相手を切りつける動作として繋がりそうに思っている。

 

 本日、祝日で名古屋に帰っているがあいにくの天気で公園での自主トレに行けず、家で錬膽護身唐手術を読み返してみた。それで気付いたのだけど、抜塞の最初の踏み込み動作、左足は出さずに右足から踏み込み、左足を右足の後ろに引き付ける(交差立ちになる)動作になっていた。そういえば学生時代は左足を出さず、右足で大きく前方に膝蹴り、または前蹴りで踏み込んで交差立ちになっていたなぁ、ということを思い出した。ナイハンチに嵌って混同したようである。まぁ、それはそれでも(左足から踏み込んでも)良いか、とは思っておりますが。

 

 元々の動作を思い出したときに、右足の踏み込みだけで刀の広い間合いを詰めるのは難しそうだなぁ、と思った。違う解釈も考えないとと思ったときに、交差立ちは振り返っての投げ技を想定したもの、との説を思い出した(@那覇手の超接近技法)。

雑談-沖縄空手の超接近技法 剛柔流で解く・・・ - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

投げ技とまで言わなくても左手で相手の右手(左手でも良いですが)を取り、右手は相手の左手攻撃を警戒しつつ、左手で小手返し(二箇条でも良いですが)をしながら右手で相手の首根っこを押さえ、相手を後方へ送り出す。そんなイメージを持った。その後の動作も繋がりそうである。・・・と思いつつ「隠されていた空手」を見返したらほぼそんな内容でした。