首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

目次(ショートカット集)/Index(4/4)

(10) 棒術・棒術(0)/Bo-Jutsu(0) → https://society-of-shurite-fans.hatenablog.com/entry/2020/06/02/棒術%280%29%EF%BC%8FBo-Jutsu%280%29 ・棒術(1)-棒/Bo-Jutsu(1)-Bo(Stick, Rod, Pole)(棒の種類) → https://society-of-shurite-fans.hatenablo…

目次(ショートカット集)/Index(3/4)

(8) 古伝の型・古伝の型-サンチンとセイサン(半月)/Traditional Kata-Sanchin and Seisan (Hangetsu) → https://society-of-shurite-fans.hatenablog.com/entry/2020/04/26/古伝の型%EF%BC%8Dサンチンとセイサン%EF%BC%88半月%EF%BC%89%EF%BC%8FOld-fa…

目次(ショートカット集)/Index(2/4)

(e) 蹴り・蹴り/Kick(回し蹴りと横蹴りについて) → https://society-of-shurite-fans.hatenablog.com/entry/2020/04/01/蹴り%EF%BC%8FKick ・前蹴り/Front kick(抱え込みの大切さ) → https://society-of-shurite-fans.hatenablog.com/entry/2020/04/25…

目次(ショートカット集)/Index(1/4)

投稿数が多くなり、もう一回見ようと思ったときにページを捲って探すのが手間だからINDEXを設けることとした。行数がかなりあるので不本意であるが4回に分割する。 (1) 前書きと筆者の空手史・首里手愛好会のブログ/BLOG-Society_of_shurite_fans(簡単…

文献/Reference(2/2)

(2) 空手史関連・本部朝基と琉球カラテ 岩井虎伯 ← お勧め。空手史に関してとても判り易い。・唐手から空手へ 金城裕 ← 空手=体育だと言い切っておられる。・沖縄空手道の歴史 新垣清 ← 広範な知識をお持ちなのだろうが論点がぶれるので判り難い。・空手伝真…

文献/Reference(1/2)

ここまで書くに当たっての参考文献。長くなるので2回に分けて。 (1) 教本類(a) 玄制流関連・空手鍛錬3ヵ月 祝嶺制献・新空手道教範 祝嶺制献・玄制流空手道教範(型編) 土佐邦彦 ← ワンカンとローハイはこれによる。 (b) 松濤館・松濤会関連・琉球拳法唐手…

型をやっていて思うこと/What I think while doing the karate's kata

一人で型を練習しているといろいろなことが頭に浮かび、気が付くと公園で突っ立ったまま考え込んでいる時間が多かった。そこで、頭の整理と備忘録を兼ねて本ブログを始めた。不思議とこれを始めてから練習中に考え込む時間が少し減った。考える/思い出す必…

番外編-話しかけてくる人/Extra edition-Person who calls out to me

緑地公園で一人で型の練習をしていると、時々声を掛けて下さる人がいる。「熱心ですね」「綺麗に足が伸びて、格好良いですね」等。その中で印象に残ったこと。 ① 公園スタッフの上着を着た方が、「居合いをやっているのですが杖を知りたくて」と言って来られ…

番外編-拳法概説/Extra Edition-Kempo Gaisetsu(=outline)

拳法概説は空手史を調べていたときに引用されていることが多く、興味を持っていた。国立国会図書館のデジタルブックに無く、古書店でも見つけられず、復刻版が出版されたときには迷わず購入した。読んでみて気付いたが、これは大学に入ってから空手を始め、2…

棒術(11)-松風の棍、佐久川の棍、白樽の棍/Bo-Jutsu(11)-Matsukaze、Sakugawa、Shirotaru

松風は「空手道-専門家に贈る」では作者不明となっている。一方、船越義豪氏作との説もある。この型は、払い動作から下段すくい上げ(砂掛け?)、突き等、変化に富み面白い型である。→ 新体道なので少し特徴的な動きだけど・・https://www.youtube.com/wat…

棒術(10)-左右のアンバランス/Bo-Jutsu(10) -left and right imbalance

以前、空手の型には左右のアンバランスがあり、左右逆動作での練習もしていることを書いた。末吉や周氏の棍も左右のアンバランスは顕著である。何しろ、棒の持ち替え動作が無いのだから。 だから棒の型はやり始めた当初から左右逆動作での練習もしている。そ…

棒術(9)-解釈/Bo-Jutsu(9)-Interpretation

空手の型は、前面に一人の相手を想定したもの、と言う。実際にやってみると確からしい。棒術は空手と密接な関係があると言う。だったら型も同じ発想だろう。末吉の棍で相手を前面に一人想定してやってみた。左右に受ける動作は、前面の相手の左右からの打ち…

棒術(8)-周氏の棍と末吉の棍/Bo-Jutsu(8)-Shushi no Kon and Sueyoshi no Kon

末吉の棍は「空手道―専門家に贈る」で、周氏の棍は村上勝美さんの本で覚えた。周氏と末吉の型はとても似ている。元々同一の型だろうか。大学空手部の同期に両型が似ていることを言ったら「当たり前じゃん」と言われたことがある。彼は何故そう言えたのだろう…

棒術(7)-棒の型/Bo-Jutsu(7)-Kata of Bo-Jutsu

かなり古い本であるが、空手道大鑑2という国立国会図書館のデジタルブックを地元の図書館で閲覧/コピーさせて頂いた。戦後しばらくして出版された棒の教範のようである。また、いろいろなところで引用される“拳法概説”を購入したところ、そこにも棒の型が掲…

棒術(6)-型の名前/Bo-Jutsu (6)-The name of kata

以前(数年前)読んだ解説で、中国拳法の棒を使う武術は棍術、日本の武術は棒術と言うそうである。中国拳法には、二節棍(ヌンチャク)や三節棍もある。当時は「そうなんだ」、と素直に思っていた。ただ、日本の棒術で紹介されている型の名前は、周氏、末吉…

棒術(5)-棒の型/Bo-Jutsu (5)-Kata of Bo

棒の型は先にも紹介した「空手道-専門家に贈る」で覚えた。動きを大きく見せるために改変されているかも知れないので注意しつつ、他に判り易い教範がないので、末吉、松風、佐久川、白樽を覚えた。また、村上勝美氏の本で棒術の基本型として紹介されていたの…

棒術(4)-棒の型/Bo-Jutsu(4)ーKata of Bo(=Stick、Rod、・・・)

学生時代、棒の型に興味を持った。当時、空手の棒の型を知らず、棒なら中国拳法だろうと思い込んでいた。だからできるだけ薄い中国拳法の棍術の本を見つけ、型を覚えた。 当時、定価¥550-。今、古書(?) ¥6,000- At that time, Established Price is 550ye…

棒術(3)-棒振り/Bo-Jutsu(3)-Swinging

棒を上から真っ直ぐ振り下ろすとき、初めの頃は棒が左右に振れる。左右の手に何かしらの力が入って、しかもそれがアンバランスなのだろう。 自主トレを始めてまず、その左右にふらつくのを直した。的を定めて棒で突くと、意外と的に当てるのが難しい。公園の…

棒術(2)-棒振り/Bo-Jutsu(2)-Swinging

大学空手部には棒振りを教えてくれる先輩が居られた。空手と棒は密接な関係に有りそうだと思って興味を持っていたものの、大学の空手部でもそこから先を教えて下さる先輩は居られなかった。当時、棒術をやられる人は殆ど居られなかったので当然のことである…

棒術(1)-棒/Bo-Jutsu(1)-Bo(Stick, Rod, Pole)

大学空手部の部室にあった棒を見たところ、棒術の棒にはいくつか種類があるようである。形状で言えば、真ん中がやや太くなっているもの、全体に同じ太さのもの。素材で言えば白樫、赤樫・・・。空手の棒術は、全体に同じ太さものがスタンダードのようである…

棒術(0)/Bo-Jutsu(0)

棒術を推奨する本は多いが、棒の教本は殆ど見たことが無い。たまに見かけてもとても判り難い。玄制流では棒術はやらなかったが、当時、玄制流のS.I先生が、恐らく百日紅だろうか、1.2mくらいの棒(枯れ枝)を道場に持って来られ、こう使うんだよと突く動作、…