首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

古伝の型-珍手/Traditional Kata - Chinte

松濤館の古い動画で、いろいろな型を紹介しているのを見つけた。その中に、「珍手」という型があった。当時、初めて見た型である。その手の使い方が面白かったので、「珍手」の意味は「珍妙なる手」だろうかと思った。 → https://www.youtube.com/watch?v=bN…

古伝の型-五十四歩/Traditional Kata - Gojushiho(54 Steps)

五十四歩は玄制流にも大学空手部にも無い型であり、当初、全く興味はなかった。今野敏氏の空手関連の著書(小説)を読んだことがあるだろうか。小説なので当然、創作した部分もあるだろう。同氏の著作の中でも異なる本では人間関係が異なるので、そういうも…

古伝の型-抜塞/Traditional Kata - Bassai

抜塞は大学空手部のものと、玄制流の抜塞小と大を練習している。大学空手部の抜塞はもちろん、船越義珍先生の抜塞である。この型については知っている人も多いだろう。玄制流の抜塞大は動画で確認したところ、武村の抜塞と呼ばれているもののようである。武…

古伝の型-サンチン/Traditional Kata-Sanchin

世の中のサンチンの動画を見ていて気になることがある。突くときには常に相手の正中線を意識して狙うようにと教わったが、サンチンの動画を見ると大概、肩の前に手を出している。確かに宇城氏の教本でも、“肩の前に”と書かれている。相手を100mくらい先に想…

古伝の型-サンチンとセイサン(半月)/Traditional Kata-Sanchin and Seisan (Hangetsu)

首里手の型を調べているときに、昔は首里手でもサンチンを稽古していたとの記述を見つけたことがある。知っている人も多いと思うがサンチンは那覇手の型であり、知る限り現在の首里手にはない。すると、首里手でやっていたというサンチンがどんな型なのか気…

基本型/Basic Kata

玄制流の基本型は天・地・人位の型の3つであり、その集大成として三才の型がある。それぞれ、空手の手技・足技・肘技を合理的に身につけることができるように、とてもよく考えられていると思う。一方、大学空手部での基本型は、平安(ヘイアン)である。これ…

前蹴り/Front kick

蹴りについては以前記載したが、思い出したことがあるので一つ。学祭等で大学空手部で試割りをすることがあったが、そこで余った杉板を指先で抓んで貰い、前蹴りでの試割りをしたことがある。普段の感覚で蹴ると板は天井の蛍光灯の近くまで跳ね上がり割れな…

ナイハンチ(16)-ナイハンチ以外の型/Naihanchi (16) -Katas other than Naihanchi

ナイハンチは何回・何年やっていてもなかなか納得できず、満足することがない。こういうことをやっていると空手の型はナイハンチだけでも十分という気になってくる。せいぜいバッサイで応用動作を検討し、公相君でさらにいろいろ考えるくらいか。琉球王国時…

ナイハンチ(15)-解釈/Naihanchi (15) -Explanation

昨日、動画を見ていたら無想会(新垣師範)の動画で暗喩と脈絡を説明しており、その中でナイハンチを例として取り上げているのを見つけた。最初の背手は実際には喉輪であり、以降、相手の頭を捕まえて猿臂、左に投げ捨てて突き、引き起こしてアッパー・・・…

ナイハンチ(14)-番外編/Naihanchi (14) -Extra Edition

以前、八極拳が気になった時期がある。一手目で相手を必ず倒す、二之手要らずという理念があるそうで(もしかしたらグランドマスターという映画の宣伝文句だっただけなのかも知れない)、示現流剣術の影響を受けている空手に通じるものがあると思ったからで…

ナイハンチ(13)-鉄騎二段・三段/Naihanchi (13) -Tekki 2nd and 3rd Dan

ナイハンチの原型を知るための参考として始めた鉄騎二段・三段であるが、やり始めたらその解釈が気になりだした。鉄騎二段なら、始めから両肘を上げ、右に小手受け、正面に突きまでは理解できるのだけど、その次の1手、右手の肘の辺りに左手を添えたまま、右…

ナイハンチ(12)-鉤突き/Naihanchi(12)-a hooking action

ナイハンチには鉤突きの動作があるが、一時期、この突きは効かせられるのだろうかと考えながら何度も練習していたことがある。鉤突きのとき、上腕の動きは真っ直ぐ上げるだけで通常の正拳の動きとほぼ同じである。ただ、前腕の動作が異なることにより肘の高…

ナイハンチ(11)-武村のナイハンチ/Naihanchi (11)-Tachimura's Naihanchi

何年か前、ナイハンチの原型を捜していた時、このような動画を見つけた。 → https://www.youtube.com/watch?v=Dw8-79xX-Sw タイトルにTachimuraとあるが、当時は意味が判らなかった。ただ、何か惹かれるものがあった。しばらくして、岸本手として以下の動画…

ナイハンチ(10)-ナイハンチの原型?/Naihanchi (10) -The prototype of Naihanchi?

何年もナイハンチを練習していると、その原型とそもそもの伝承を知りたくなってくる。いろいろ検索していたところ、ナイハンチ(鉄騎)二段・三段は糸洲氏創作という説の他、元々一つの型を3つにバラしたものだという説があった。元々、玄制流にはナイハンチ…

ナイハンチ(9)-立ち方/Naihanchi (9) -How to stand

玄制流のナイハンチは比較的歩幅を大きく取り、腰を低く落とす。S.I.先生からは最初、騎馬立ちは肩幅よりやや広く、という程度で教えられたが、やっていると「もう少し広げて」「もう少し下げて」と、どんどん歩幅が大きく、腰が低くなっていった。小学生の…

ナイハンチ(8)-歩法/Naihanchi (8) -Gait

いろいろな流派の動画を見ると、ナイハンチの歩法にはいろいろあるようである。玄制流では、一歩目で普通の波返し、二歩目で大きな波返し(三日月蹴り)をする。それが普通だと思っていたので大学空手部の鉄騎初段でもずっとそうしていたが、一歩目はスッと…

ナイハンチ(7)-玄制流のナイハンチ/Naihanchi (7) -The Genseiryu-style

ナイハンチ(1)で記載したことであるが玄制流のナイハンチは他流派のものとかなり違う。まず、左進行で始まる。鉤突きは掌底となる。これは攻撃手ではなく、相手の攻撃手を押さえるのだと教わった。外受け・両手での受け替えの後、波返ししてからの受けは外受…

ナイハンチ(6)-「隠されていた空手」/Naihanchi (6)-"The Kakusareteita Karate (The hidden karate)"

確か”はみ唐さんのブログ”だったと思うけど「隠されていた空手」の紹介があり、ナイハンチの解釈も載っているようだったのでカミサンに頼み込んで試しに通販で購入した。古書だったようでとてもタバコ臭いのを我慢しながら見たが、目からウロコの解釈でとて…

ナイハンチ(5)/Naihanchi(5)

もう一つ。相手を左側に想定した場合、最初の動作はその攻撃手を右方向に受け流す(送り出す)動作と考えることができる。競技空手では突き切った後、即、引く様に教えていると思う(玄制流のS.I先生の教えがそうだったので)。だから、普通なら突いてきた方…

ナイハンチ(4)/Naihanchi(4)

動画を見ていたところ、鉄騎初段の最初の構えの動作を両手を相手に捕まれたときに外す動作との解釈があった。玄制流で教わった、捕まれた手を外す動作を踏まえると合理的な解釈である。相手の手を完全に外すのでは無く、捻った状態で手を広げれば(背手をす…

ナイハンチ(3)/Naihanchi(3)

ナイハンチを何度も練習してそれなりの解釈もしたのだけれど、本当にそれで良いのかなぁとの疑問は消えない。本部朝基氏の伝承に、ナイハンチで右、乃至左を向いたときの立ち方が実戦の足立だというのがある。意味は違うのだけれど、それがキッカケで右を向…

ナイハンチ(2)/Naihanchi(2)

ナイハンチの伝承を捜していた時に、ネットで「相手は正面に一人」というのを見つけたことがある。そこで一時期、前後に動いて練習してみた。最初の背手は相手の前手を取る動作と解釈し、猿臂を届かせるためにさらに一歩踏み込んでみた。すると次の下段払い…

ナイハンチ(1)/Naihanchi(1)

一人稽古を始めた頃、せっかくなので型を徹底的にやろうと思い、ナイハンチから取り組むこととした。将来一人でやるときは小学生から始めた玄制流で、と思っていたので、まずは玄制流のナイハンチから始めた。2・3カ月でどんどん次の型に移行していこうと…

仲良し/A friend

大学空手部では、“仲良し”と称する練習法があった。相手の両手の甲の上に自分の両手を軽く乗せ、相手の動きに合わせて極力抵抗が無いように柔らかく動いてついて行く。ついて行く人は相手に誘導され、転がされることもある。力を抜いて動いたり、相手に合わ…

掛け手/Put a hand

玄制流か大学空手部かは忘れたが、組手でお互いに開掌の外受けで手を合わせた状態から両者、手を離さないようにしつつ、交互に掌底で押し合う練習をしたことがある。押された側は、相手の押してくる手を外側や内側に受け流し、それから押す側に転じる。相互…

下段払いによる崩し/Break opponent's form by lower receive

組手で相手の攻撃手を受けるとき、玄制流では相手の手を叩き割る積りで弾くように、とよく言われた。大学空手部では、相手が痛みを感じないように柔らかく受け、相手の力の方向を変えるように、と教えられた。相手の突き手を弾くのではなく、押さえ込む積り…

躱し/Avoiding

大学空手部の組手では、躱しという技の練習も行っていた。相手の追い突きに対して体を90度開く。相手が正中線を突いてくるなら体を90度開くだけで攻撃手を躱すことができる。さらに、躱しながら一歩踏み込めば、相手の背後を取ることができる。 玄制流では受…

組手/Kumite

玄制流では約束一本組手から自由組手まで段階的に教えて頂いた。約束組手では、攻撃に対して受け手は一歩下がって受ける。これは相手との間合いを作れるので、合理的な受けと思っていた。ところが・・。大学空手部での組手は、攻撃に対して受け手が一歩前に…

蹴り/Kick

回し蹴りは格好良く、小学生時代には憧れの蹴り技であった。玄制流で初めて教えて頂いた時にはとても嬉しく思った。ただ、大学生時代には回し蹴りは自然な動作と思えず、空手の蹴りではないだろうと思っていた。何かで見かけたのだけれども、回し蹴りはどう…