首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

運足/Step

玄制流では、足の運びは真っ直ぐではなく常に湾曲に、と教えられた。それが首里手の動作であり、相手の攻撃を躱したり、相手に真っ直ぐではなく斜から入ることができるとのこと。 また、型の振り返り動作で例えば左側に下段払い・追い突きの後、右側に振り返…

前屈立ち/Forwardbend Standing

玄制流の前屈立ちは足を肩幅ほど開いて前後に開き、前足は膝をほぼ直角に曲げ、足先は真っ直ぐ前に向ける。上体も真っ直ぐ正面に向ける。後ろ足は膝を真っ直ぐ伸ばし、足先は後ろに流れないように、真横より前方に向ける。上体を斜から正面に向けることによ…

後屈立ち/Backbend Standing

玄制流の後屈立ちは前足:後ろ足=4:6くらいの比率で体重を掛けるように教えられた。大学空手部の後屈立ちは、2:8~1:9くらいと言われた。玄制流の猫足立ちくらいの感覚である。但し、大学空手部では手刀受けのとき以外、殆どの動作は前屈立ちだった。一…

立ち方/How to stand

昔、大学空手部の頃から、歩幅を大きく、腰を低く構える立ち方には疑問を感じていた。足腰を鍛えるには良いけど、自然体よりは絶対に動作が遅れる。さらに、敵と相対しているときに短時間で疲労してしまう。そんな体制が正しいのだろうか。玄制流のS.I.先生…

突きについて/About thrust

突きについて何度か書いたが、思ったことがあり追記する。ダイラタンシー流体というものをご存知だろうか。例えば片栗粉を水に溶いたような溶液で、以前TVでその溶液の上を走り抜けるということをやっていた。Wikipediaによるとダイラタンシーとは、遅いせん…

受け技について/About receiving technique

玄制流の内受けはどんな相手の突きも本能的に躱すことができるとても基本的な受け技だと思うのだけれども、大学空手部で稽古したことは一度も無い。 玄制流では他に掌底受け、弧鎚受け、手刀受けから手を掛けて相手の手を取る動作等も練習した。何れも古流の…

中段受けの名称/The name of middle deffense

相手の突き手を外側へ払いのける中段受けは各流派で何と言うのだろうか。玄制流では、外側に払うので、”中段外受け“である。小学生の頃に教えて頂いてから、ごく当たり前の命名だと思っていたし、何の疑問も持っていなかった。これを大学空手部では、“中段内…

上段上げ受け/Upper stage receiver

流派によって受けのやり方が微妙に異なることがある。上げ受けのとき、玄制流では添え手は相手の水月辺りに向けてまっすぐ出す。S.I.先生によれば、牽制効果と場合によってはそのまま突いても良いということだった。大学空手部の添え手は、平手での上げ受け…

効く突き/Effective thrust

若い頃、ゲーセンでパンチングゲーム(叩いたときに強さが数字で表示されるやつ)をやったときに、玄制流空手の突きでは全く威力が出ず(数字が上がらず)、むしろ当たった時に手首や肘に衝撃が返ってきた。腹筋がガチガチの柔道有段者の友人がいて、よく叩…

競技空手の突き/Thrust of Competition Karate

高校の空手部は平安の型をピンアンと称していたので、流派は船越義珍系以外であろう。協会関係の試合に出て結構良い成績を取っていたらしい。また、同高校にはボクシング部もあり、高2の時にそのキャプテンと友人となった。時々、蹴り抜きで空手部と試合をし…

大学空手部の突き/The Thrust of the University Karate Club

大学空手部は江上流の効く突きを目指していた。その突き方は兎に角余計な力を抜いて柔らかく、追い突きの際には手が先に出て足がそれについていくようなイメージであった。歩くときに手を振るけれども、右手・右足、左手・左足を同時に前に出すように歩き、…

昔やんちゃだった人のパンチ/The punch of the person who was naughty in the past

仕事で現場作業に立ち会うことが多く、現場のオッサンと仲良くなることもあった。その中に、昔、やんちゃだったであろう現場のおっさんが居た。お互い軽口を叩きながら小突くような関係。やり取りのなかで、流れでそのオッサンの腹に極軽く『ていっ!』と裏…

玄制流の突き/thrust of Genseiryu

玄制流では追い突きの場合、後の足を進めて両足が揃う位置までは突き手を脇に控え、そこからさらに足を進めるときに突き出せと教えられた。余計な力を抜いて、ばねで弾かれたようにスナップを利かせてポンと出せと。また、相手に当てたら手を取られることを…

拳/Fist

玄制流の突きは正拳である。当時小学生のとき、四指を折り畳んで親指を乗せ、人差し指と中指の付け根を当てるんだと教えて頂いた。最初の昇級審査の時にラワン材で試割をやらせて頂いたが割れず、中指の付け根が腫れ上がり、とても悔しい思いをした。その後…