首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

雑談-写真の人物は喜友名親雲上?

 本部流のブログで紹介されていた本部朝勇氏の写真で、右側の人物が不明とのことで気になってCopilot(AI)で調べてみた。

 

 本部朝勇写真の発見と、その背景|本部流

 

 結果は以下の通り。

 

「写真右側の人物は「喜友名親雲上(きゆな ぺーちん)系の武術家」である可能性が最も高い。

 

理由:

  • 顔の特徴(四角い輪郭・太眉・細い目)が一致
  • 髭の形(連鬢に近い)が一致
  • がっしり体型が一致
  • 本部朝勇と“対等に近い距離”で座る関係性が一致
  • 士族階級の服装(無地の着物・中折れ帽)が一致
  • 泊手系武術家の写真に見られる姿勢・表情と一致
  • 史料上、喜友名親雲上の顔写真が残っていないため「不明人物」とされている可能性が高い

 

これらは、泊手系の喜友名親雲上の人物像と極めて一致します。」

 

 勿論、AI検索結果って間違いが多く、何度も検索し直してやっとある程度絞り込んだところ。当然これも間違いの可能性が高い。特に喜友名親雲上は写真がないことで有名なので確かめようもなく、信じるには当たらない。けれど、写真が無いと言われる喜友名親雲上の名前が出てきたのが面白いな、と思ったので。

 

雑談-オーバトレーニング

 以前、膝を痛めた経験からオーバトレーニングには注意と記載したことがある。

 

 番外 ― 怪我(2)/Extra Edition-Injury(2) - 首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

 

 先日、たまたま長距離ランニングが内臓に障害を及ぼす可能性があるとの記事を見かけた。走る距離や時間の記載は覚えていないが、ランニング中は内臓への血流が不十分になるため、大腸ポリープ、最悪がん等の障害を発生する可能性があり、その発生率は走らない人に比べて有意に高いそうである。

 

 その原因からすると、ランニングに限らないですよね。オーバトレーニングには注意しましょう。

 

ほぼ雑談―ナイハンチ

 10年くらい前、名古屋の本屋で月刊空手道を立ち読みして、その中で空手の型の名称が3の倍数になっているといったような記事を見かけたことがある(うろ覚えです)。新○氏による記事である。それがどうにも気になって、バックナンバーで探していたところ、アマゾンで2015年10月号に「沖縄空手・数字の法則」とのタイトルを見つけたので購入した。ただ、その雑誌の表紙には「古流ナイハンチ」のタイトルがあり、目当ての記事よりもむしろそちらの方が気になってしまった(↓これ)。

Amazon.co.jp: 月刊空手道&フルコンタクト 2015年 10 月号 [雑誌] : 本

 

紹介されていたのは一心流のナイハンチで、古流・競技化の影響を受けていないとは言え、筆者が「原型に近いのはこれじゃね?」と思っていたものとはかなり異なり(筆者の主観です)、少々驚くとともに、「これは古い時代に改変されたものということであって、原型に近いという訳では無さそうだな」と思った。少なくても松村宗昆が伝承したものではなかろう。当然、ナイハンチフリークと化した筆者はこれも(カタチだけ)覚えたけど・・。その記事の中では、玄制流のナイハンチについても「昔の手をよく残して」等の記述があり、玄制流経験者としては嬉しくも思ったが、ただ、それも筆者には違和感がある。祝嶺正献の師匠、岸本祖孝が伝承したのは恐らく武村のナイハンチであり、玄制流のナイハンチのかなりの部分は祝嶺先生の創作と思っているから。

アマゾンでは他に、「古流ナイハンチの研究」といった本もあり(↓これ)、中に武村のナイハンチと岸本のナイハンチが紹介されているようだったので即購入した。

沖縄空手一人稽古 ナイハンチの研究 | 華学和博 |本 | 通販 | Amazon

 

ただ、ここで紹介されていた岸本のナイハンチは玄制流のナイハンチとほぼ同じ。現代には“岸本手”というものが伝承されており、そこで紹介されているナイハンチは武村のナイハンチである。だからこの筆者は何か誤解されているのではなかろうかと思った。玄制流のナイハンチ、岸本氏の創作ではないですよねぇ(答えられる方は居られるだろうか)?

同書の後半は太極拳のようであり、筆者には知見がないので読んでいない。ただ、武村のナイハンチの下段払いに対して、「落差を使った受け」と解説されており、旋運変転、空手の二次元の攻防動作を三次元に拡張していった祝嶺先生の発想の基本原理はここにあるのかも知れないな、と思った次第。

ナイハンチ二段(2)

 先日、本部流のナイハンチの解説動画を紹介したが、そのシリーズでナイハンチ二段を見つけた。幾つか気付きがあったがそのうちの一つ。参考まで。

 

 以前、ナイハンチ二段の最初の両腕(両肘)を上げる動作は背後からの羽交い締めを外す動作(または片側への猿臂)と思っていると記載したことがあるが、この動画では相手の攻撃手を弾き上げる動作として解説しているようである(英語の解説が邪魔ではっきり聴き取れませんでした)。

 で、その後、側面へ両手小手受けの後、前方へ片方の拳を突き出す動作について、相手の攻撃手の肩を極める動作(良い表現が見つかりません)として解説しているようである。両肘上げからの連続動作では見せていないのでよく判らないが・・。かろうじて、「いろんな解釈があるとは思うんだけども」と言っておられるようである。英語の解説無し版を見たいものです・・。

 

www.youtube.com

 

 (3‘00“頃~)

 

 この型で前方へ突き出す動作はちょっと唐突感・違和感のようなものがあるので、成程、と思った次第。

 

 ちなみに筆者は、「隠されていた空手」ベースで、背後からの羽交い締めを外した後、相手の腕を持って側面へずらし(両手小手受け部分)、さらに背後の相手を自分の側面へ引きずり出す動作(前方への突き出し部分)と思って練習しています。

雑談-公園にて

 本日は雨で公園での自主トレには行けず・・。

 

 先日、GWに名古屋の自宅へ戻っていたので近くの緑地公園で自主トレしていたところ、ポメラニアンを連れた恰幅の良いひげ面のオジサン(筆者より年下か?)にお声がけ頂いた。

 「いつも熱心ですね、太極拳か何かですか?」「空手だといろいろ流派とかあるんでしょう、どこですか?」「玄制流? 知らないな、開祖は誰? その師は誰? それが空手の開祖?」「Youtube出してますか?」等、結構突っ込んだ質問をしてきた。何でも「合気道の動画とかを見るのが好きで」と仰っておられた。「空手ってナイハンチとかあるんでしょう?」と仰っておられたので、(結構詳しいみたいだな)と思いつつそれなりに回答しておいた。

 なかなか離れてくれず、(俺、自主トレを続けたいのだけど・・)と思いつつ手持ち無沙汰でしゃあないからポメラニアンの相手をしていたが、「噛んだりしないので放しても良いですか?」と言われ、別に公共の公園だし、人の通りのない広場だしと思って“どうぞ”と言ったところで走り回るポメラニアンと共に少し離れて頂けた。最後に去り際、「いやぁ、いつもお見かけしていたんですけど、次回からはすぐに(犬を)放しますね!」とのことだった。こっちが本題だったかぁ・・。

ナイハンチ(28)-波返し

 ナイハンチの波返しには蹴りが隠されているとの俗説をかなり前にネット(ブログか2ちゃんねるか)で見たことがあるが、ただの俗説と思ってスルーしていた。

 ところが先日、Youtubeを見ていたらこれ(↓)を見つけた(もし、過去にも紹介していたらごめんなさい)。本部朝正氏によるナイハンチの解説で(英語の解説音声が少々邪魔ですが・・)、7分過ぎくらいから、波返し(移動時ではなく、左右に受ける部分)は蹴りを意味している/そういう意識を持って・・と解説されている。

 

www.youtube.com

 

 本部流の大御所がそう解説しておられるのであれば話は変わる。早速、そういう意識を持ってやってみた。我ながら冒頭の文章(↑)からのすごい手のひら返しですが、受け入れるものは素直に受け入れる、というのが信条です。でなけりゃ玄制流をやっていて船越義珍の型をやろうとは思わないし、いろいろな他流派の動画や書籍を見ようと思わないですから。

 やってみると確かに型としては、蹴りを波返しで表現したというのは有り得るかな/そもそも波返しではなく、足を挙げるだけだったのかも知れないな、と思った。蹴りを正面の相手に対するものと想定とすると、左右の受け動作も正面の相手に対するものだろうか・・。一度、その前提で他の動作も考えてみようかと思った次第。

 

 ちなみに、(船越義珍の)バッサイの最初の前後に受ける動作部分はナイハンチの左右の受け動作を前後に変えた発展形かな、と思っていましたが、バッサイのその後に出てくる正面に対する左右受け代え動作もそうかな、と思いました。何流のバッサイか忘れましたが、確か同動作のところで、波返しまでは行かないものの、波返し?と思える程度に僅かに足を上げる動作を入れているのを見たことがあるので。