首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

松村正統少林流(ナイハンチ)

松村正統少林流の約30年前に撮られたという動画を見つけた。

 

Shorin Ryu Matsumura Seito Karate Australia Kata by Ron Goninan~Sensei - YouTube

 ・~ 1:33 見たことがないが、基本型の模様。

 ・~ 5:07 ナイハンチ(初段、二段、三段)

 ・~ 8:00 ピンアン(初段・二段)

 ・~12:29 バッサイ(2種:大・小?)

 ・~14:32 チントウ

 ・~17:20 公相君

 ・~19:56 ウーセーシー

 ・~21:45 ローハイ

 ・~25:07 津堅の棍(チキンヌクンと言っているように聞こえるので多分)

 

 30年前と言うと筆者は30歳頃で、ついこの間(ごく最近)のように感じる。この中で興味を惹かれたのはナイハンチ初段と三段の2つ。

 ナイハンチ初段では鉤突き・中段受け代え動作の後、波返しから左右に中段受けする箇所があるが、2本目の中段受けを正面に向けてやっている。祖堅方範氏の動画(↓)を見ると左右に受けているので恐らく改変されているのだろう(カメラを意識して目線は正面を向いているようにも見えるが・・)。

この部分は、どのような解釈(所謂分解動作)で改変されたのだろうか。

 

Soken Hohan shinshii, Naihanchi Shodan & Nidan 祖堅方範先生 ナイハンチ初段と二段 - YouTube

 

 また、船越義珍先生ベースのハイハンチ三段は、最初の中段受けから左右で受け直した後、中段受けをパタンと倒す動作があるが以前も記載した(と思う)ようにこの部分~の解釈が小生はイマイチはっきりしていない。その部分が上述の動画(3:56~)では、下段交差受けとなっており、その後、側面の中段受け、正面内受け、正面への突きとなっている。連続動作としてはこちらの動作の方が素直で解釈し易そうに思われる。残念ながら祖堅方範氏のナイハンチ三段の動画は見つからず。

 一つのパターンとしてしばらくこの動作の練習もしてみるか、と思った次第。