首里手愛好会/Society_of_shurite_fans

空手の型をやっていて思うこと

空手伝承の地、沖縄5

以前、琉球王国時代の首里・泊・那覇地区の地形を調べてみたことがあるが、Googleでたまたま、都城島津邸所蔵の琉球諸島の古絵図がウェブ公開されたとのニュースがあり、見てみた。

 FAQで下記のように書かれていたので絵の貼付は見合わせるが、リンクを貼ることはご自由にとのことなので貼っておく。ご参考。

 

 

原典:https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/collection/digitalgallery/ryukyu_miyakonojo/item/20006

模写:https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/collection/digitalgallery/ryukyu_miyakonojo/mirador/?manifest=https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/collection/digitalgallery/ryukyu_miyakonojo/iiif/hi/manifest.json

 (個人的には模写の方がクリアで見易い。)

 

 以前紹介した絵図は年代がイマイチ特定し難かったが、今回は1635~1666年の間(江戸時代初期)とのことでかなり絞られる。これを見るとこの時点で那覇周辺の埋め立てはかなり進んでおり、首里・泊・那覇の位置関係もとてもはっきりしているようである。

以前紹介したが1596-1615年に琉球で取手(柔術)が流行したとの記録があるので(真境名安興「沖縄一千年史」)、この地形の時以降には3つの地域でそれぞれの武術が稽古・伝承されていたのだろうなぁ、と思いつつ眺めておりました。